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殺処分寸前の大型の保護犬を引き取りトラウマからのトラブルを乗り越えた体験談

殺処分寸前の大型の保護犬を引き取りトラウマからのトラブルを乗り越えた体験談
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私の家の飼っている犬はもともとは他の飼い主さんが飼っていた犬でした。

1歳の頃に殺処分されそうな所を保護されました。

因みに元の飼い主が保健所に連れて行った理由としては”大きくなりすぎたから”だそうです。

犬種はニューファンドランド犬という、超大型犬に属する犬種なので元々大きくなるのは当たり前だと思うのですが

事の真相は、元の飼い主はどうやら妊娠し子供ができてから犬どころではなくなったことのようです。

ニューファンドランド犬は水難救助犬として活躍するほど人間にやさしい犬種にも関わらず”大きすぎて子供に危害を加えそうで怖い”という理由で保健所に連れて行ったみたいです。

ここまで大きな犬を飼うのは我が家でも初めてではありましたが、他にも犬を飼っているので仲良くやれるかなと思い我が家で引き取ることにしました。

目次

ニューファンドランド犬を引き取った後にトラウマからかトラブルが勃発

ニューファンドランド犬を引き取った後にトラウマからかトラブルが勃発

この子にはさまざまな不幸の記憶がありました。

  • 元の飼い主が子供ができたことにより態度を急変したこと
  • 自分が見捨てられたこと
  • 殺処分されそうだったこと

まだ1歳ながらに色んな背景を背負ってきた子だけあって、愛情が欲しくて仕方がないあまりに人を見るたび飛びつきます。

小型犬ならまだしも、超大型犬なので飛びつかれても、背の高い成人男性でない限り重くて重くて受け止めるのがハッキリ言って大変です。

ちゃんと肩に前足を掛けれれば良いものの、着地点も無く飛びついてくるのでこっちが上手く受け止めれない限りぶつかってしまい唇を切って血を流す事もありました。

元々我が家に住んでいた先住犬ともしょっちゅう喧嘩をするし、散歩の時にはリードを引っ張る力がとても強く一回の散歩だけで全身筋肉痛がするほどです。

とにかく人に会えること、他の犬に散歩中に会えることがとにかく嬉しくて嬉しくて、人や犬に出会う度に引っ張りや飛びつき癖がありかなかなか手こずりました。

あとは、子犬の頃から一緒にいるわけではないので前の飼い主がどう躾をしたのかが分からず、色々ルールを教えようにも我が家のルールとは違ったしつけをされているっぽかったのもあり、なかなか上手く言うことを聞くようにするまでは大変でした。

しつけは老犬の先住犬をお手本に

しつけは老犬の先住犬をお手本に

元々居た先住犬の一匹が9歳と高齢なこともあり、割と落ち着いた雰囲気で散歩もかなり穏やかに歩くような犬でした。

IQ値の高いといわれているラブラドールレトリーバーなだけあって、かなり頭のいい子でもあったんです。

ダメ元とは分かっていようが、出来るだけ長老の先住犬と一緒に散歩するようにして飛びつきや引っ張りがあるたびに”ほら先住犬ちゃんを見て!ちゃんと飛びつかないでしょう?これを真似してみよう!”と口に出し、手でも指図し教えてきました。

何かあるたびに”先住権の真似しよう”と口に出したものです。

こんなこと程度で効果はないと周りから言われましたし、私自身も無駄かと思いつつやってました。

また、引っ張りなどで先住犬との歩行スピードに差が出たときに”まだ先住犬ちゃんはあそこに居るよ!ちょっと待とうね”と声を掛けたところ、自分中心な散歩しかしてこなかったのに、待つという行為が出来るようになったのです。

このこともあり、より一層先住犬を見習うように言葉にもジェスチャーにもだして教えました。

犬は人間の子供並みに人の言葉を覚えるといいます。

無駄化と思うかと思いますが、意外と言葉を聞いているものなんです。

そして犬はもともと群れを気にする動物ではあるので、その分先住犬との協調性を教え込んだのが良かったのかもしれません。

その1年後に再開

その1年後に再開

その後しつけは家族に任せ、私はひとり暮らしを始めました。

実家で飼っていた犬なので、2歳になるころに私は家を出て1年後に実家に帰省して久々に再会を果たしたのです。

まだまだ飛びつきはするものの、行動が先住犬にそっくりなまでになっていてビックリしました。

先住犬を見習うようにと口酸っぱく家族全員で言った効果が出たんだと思います。

一緒に住んでたら似るようになるだけかとも思うかもしれませんが、もう1匹の先住犬は全く違う行動パターンをするのでこれは保護犬ちゃんが先住犬を見習った結果だと思います。根気よく言い続けて良かったと思いました。

さいごに

問題行動があるときは、元の飼い主のしつけから新しく全部やり直すのがとてつもなく大変です。

いい子でいる時間のほうが少ないくらいで、体力的にも本当に大変なので私の家族の中にも諦めていた人も居ましたが上記に書いたように、自己中心的な散歩しかしなかったのに他の犬のペースに合わせることができた、待つことができた、など小さな小さな1ステップだけも見逃さないであげてください。

それをたくさん褒めてあげて下さい。

そして何よりも、今は問題犬かもしれないですが相手を信じてあげて下さい。

家族がいる場合は、その小さな変化を必ずシェアしてください。

私自身、この子を通して犬ってここまで素直なんだと気が付きました。

”先住権を見習え”という言ったことそのまま反映しているので、ちゃんと犬は人の言うことを聞いています。

自分自身にちゃんと向き合ってくれる人に対して信頼を置きます。

中途半端な気持ちでいると、犬ってすぐバレると思います。

今では本当に素直で、忠誠心が強くていい子になりました。

記事を書いた人、masamasaさん。
貴重な体験談どうもありがとうございました。

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