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犬が大好きな食材と苦手な食材~牛乳がダメな理由や危険な食品リスト

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犬が大好きな食材と苦手な食材

人間が食べても大丈夫なもののなかには、犬には毒となる食品や食材があります。
犬を飼っていたり飼ったことがある人には当たり前の食品から、知らなかったものまであるかもしれません。

なるべく絶対に食べてはいけないとされている食品から、食べないほうが無難な食材まで、簡単にまとめてみました。

目次

犬は肉食?雑食?

犬は、長い間の人間との共同生活によって、人間とほとんど変わらない栄養素の割合になりました。

肉食だと思われがちですが、実は雑食なのです。

犬と人間の栄養素の割合

環境省:飼い主のためのペットフード・ガイドラインより

ちなみに猫は、肉食性を保ち続けているため、脂肪とタンパク質を多く必要とする肉食動物のままです。

猫の栄養素の割合
環境省:飼い主のためのペットフード・ガイドラインより

昔の犬のご飯といえば、人間と同じものや残りものを当たり前のように与えていたと聞きます。
食べてはいけないという知識もなく、それが当然だったと思います。
それで(人間の食べ物を食べて)死んだという話も聞いたことがありません。

しかし、食材のなかには、大量に食べると赤血球が固まらなくなったり、肝機能が低下する食材があることがわかってきました。
なかには、食べても大丈夫とする書籍やサイトもありますが、犬にとって病気のリスクがあるものは、与えないに越したことはないと思います。

 

人間の食べるお菓子や食品は食べても大丈夫?

人間の食べるお菓子や食品は食べても大丈夫?

食べてはいけない食材以外でも、犬に与えるときに注意が必要なのが塩の量です。

犬は、肉球などからしか汗をかせず量も少ないので人間ほど塩分を必要としません。
塩分の過剰摂取は、心臓に負担をかけてしまいます。

犬の1日に必要な塩分量は人間の3分の1とされています。

例えば、竹輪などの練り物もハムなどの加工品にも、魚の加工品にも、塩分が大量に含まれていますし、少量ですが、パンやチーズにも塩分含まれています。
特に、人間用のおやつには塩分はもちろんのこと、犬にとっては中毒になる成分が多く含まれている場合が多いので与えることは避けましょう。

もし、置いてあったお菓子などを食べてしまった場合には、沢山の水を与えて早く体外に排出させてあげましょう。

 

犬が大好きな食材と苦手な食材

犬が大好きな食材と苦手な食材

犬は、嗅覚と食感で美味しさを理解するといいます。
もちろん、味覚(甘味、苦味、酸味、塩味)も感じることもできますが優先順位は低いそうです。

嗅覚が味覚の代わりに、美味しいものや食べることができるものを理解しています。
そのなかでも、嗅覚で判断する食べ物を人間が気をつけてあげないといけない食材が多くあります。
大量に食べると命に関わる食材もありますので、間違って食べさせないように注意が必要です。

 

犬が大好きな食材

  • 肉類全般
    鶏肉、牛肉、豚肉、羊肉(赤身、内臓、骨)
  • 乳製品
    ミルク、チーズ、ヨーグルトetc..
  • 果実
    リンゴ、ナシ、バナナetc..
  • 甘い食べ物や塩辛い物
    ケーキ、塩鮭etc..
  • 焼いたものや蒸したもの
    ウインナー、茶碗蒸しetc..

 

犬が苦手な食材など

  • 柑橘類
    レモン、オレンジetc..
  • 匂いが強い葉物野菜
    セロリ、ハーブ野菜etc..
  • 香辛料
    コショウ、唐辛子系etc..
  • 酸味が強いもの
    お酢系全般
参考資料:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン

 

犬に与えてはいけない食材

犬に与えてはいけない食材

犬を飼っている人はみんな知っているであろう有名な食材からマイナーな食材まで紹介します。

犬に絶対に与えてはいけない食べ物

  • ネギ類
    玉ねぎ、ねぎ、にんにくなどは、赤血球を破壊して中毒症状をおこす恐れがある。死に至ることも。
  • カカオ・チョコレート
    ココアやチョコレートの主原料のカカオ豆やコーヒーの実に含まれている成分が原因で中毒症状を起こし、最悪死に至ることも。
  • ぶどう・干しぶどう
    腎不全を起こしたという報告もあり。特にぶどうの皮は注意。
  • アルコール類
    少量の摂取でも死に至るとの報告がある。
  • アボカド
    アボカドに含まれている成分に毒性があり、心不全を起こして死に至ることも。
  • キシリトール入りのガムなど
    人間用のガムですが、道端で誤って食べてしまうと少量でも、血糖値の低下や肝不全を起こす恐れがある。
  • 香辛料
    香辛料に対する抗体がないので摂取すると肝臓障害の恐れがある。
  • コーラ・お茶・紅茶(カフェイン)
    犬は、カフェインを分解することができません。摂取すると不整脈や循環器疾患などの恐れがあります。
  • マカダミアナッツ
    毒性があり中毒症状を起こす恐れがある。

カレーライスやシチュー、ローストビーフ、すき焼きなどは、ネギ類やニンニク、香辛料を使っている場合が多いので与えてはいけません。
果物類は、上記のぶどう・干しブドウ以外にも、いちじくプルーンにも中毒性の強い成分が含まれています。
また、レモングレープフルーツなどの柑橘類の外皮にも嘔吐や下痢の原因になる中毒成分が含まれています
野菜類は、上記の玉ねぎやアボカド以外にも、ジャガイモの芽にら山菜たけのこなども犬には不向きな野菜とされています。
ゴボウゴーヤなども食物繊維が豊富なので、下痢起こしやすいです。
餅も直接体に害はないですが喉を詰まらせる恐れがあるので絶対与えてはいけません。

 

注意しなければいけない食材

  • レバー
    過剰摂取すると下痢になる場合もあります。
  • ハム・ウインナー
    塩分が高く、高カロリー。
  • 果汁100%ジュース
    果実は糖分が大量に含まれているので肥満の原因になる。
  • ドライフルーツや缶詰
    干しぶどうは絶対にダメ。人間用は砂糖が多く含まれている場合も多く、大量の食物繊維が下痢になる恐れがあるので無理に与えないほうが無難。
  • 甲殻類
    消化が悪いので嘔吐や下痢の原因になる場合も。
  • 煮干し
    マグネシウムの過剰摂取による尿路疾患の恐れがある。
  • 冷たい水や氷
    飲みなれない犬は下痢を起こす場合もあります。

 

直ちに害はないけど食べ過ぎ注意な食材

  • 生卵の白身
    長時間与えすぎると、ビオチンの吸収を阻害して欠乏症になり、皮膚炎や結膜炎の恐れも。加熱すれば問題はありません。
  • 砂糖・アイスクリーム
    肥満や虫歯の原因になります。犬が味覚を覚えてしまわないように注意しましょう。
  • ナッツ類
    カロリーがとても高いのでごく少量なら大丈夫。
  • アスパラガス
    微量にアルカロイドという成分が含まれているので大量摂取には注意。
人間が飲む市販の野菜ジュースには、ナトリウムや食物繊維、糖質が意外に多く含まれています。
もし与えたい場合には、手作りして、小さじ1杯程度に留めましょう。

 

牛乳や乳製品は飲ませて大丈夫?

ほとんどの犬は、牛乳を喜んで飲むと思います。
実際、牛乳には中毒症状を起こす成分はありません。
しかし、犬に牛乳を飲ますと下痢をすると聞きます。

下痢の理由は、下の図にあるとおり、本来の犬のミルクと牛乳では、乳糖の割合が大きく違うからです。


環境省:飼い主のためのペットフード・ガイドラインより

牛乳に含まれる乳糖を分解するには、ラクターゼ(乳糖分解酵素)という酵素が必要ですが、たいていは成長と共に減少していきます。
成犬になってもまったく減らない犬もいますが、ラクターゼを持たない犬が乳糖を分解できずに下痢をしてしまうのです。

ペットショップなどで売っている犬猫用の牛乳は、乳糖を取り除いた物です。
また、ヤギミルクには犬や猫のミルクのように乳糖がほとんど含まれていません。

ヨーグルトやチーズは、乳糖が少ないためオススメです。
ヨーグルトは無糖なものをチーズの場合は、減塩で低脂肪なものを選んで与えてください。

乳製品は、普通のおやつに比べてカロリーが多いです。
普段ドッグフードを与えていて乳製品を与える場合には、普段のエサの量を調整するなりしてください。

 

手作りごはんで注意すること

上記で紹介した食材を使わないことはもちろんですが、栄養のバランスは毎日考えるよりも、1週間や1ヶ月単位で考えたほうが、メニューを考えるのも気楽になります。
そうするには、毎日の献立を付けることだ大事です。
タンパク質、炭水化物、野菜をバランスよく与えているつもりでも、メニューを見返してみると足りない部分に気が付いてくると思います。
いろいろなやり方がありますので、ひとつの方法として参考にしてください。

 

さいごに一言

ここで紹介している食材の中には、まったく症状がでない犬もいますし、食べさせても大丈夫という獣医師さんの意見があることも知っています。
アボカドに関しては、食べても大丈夫と絶対にダメという賛否がいまだに分かれています。

ですから食べさせる食べさせないは、すべて飼い主さんの自己判断と自己責任でおこなってください。

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