犬の肥満と生活習慣病の関係~皮膚病や精神疾患・認知症の予防と対策

 
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人間より怖い犬や猫の生活習慣病

人間界でもがん心臓病脳卒中など、いわゆる成人病が最近では、若年層でも発症するようになり生活習慣病といわれて久しいです。
実は、生活習慣病の問題は人間だけでなく、犬や猫でも問題になってきています。

病気を防ぐにはどうしたらよいのか?
生活習慣病の種類や改善するべきことや予防方法などを紹介します。

 

犬や猫の現代病とは?

犬や猫も、ストレスや食生活の変化によって現代病になります。
原因や要因は、遺伝性の場合や飼い主さんの都合によるところなどさまざまです。

人間と同じように、放置しておくと取り返しのつかない病気になってしまう恐れがあります。
そのペットのことを一番わかってあげられるのは飼い主さんです。
犬でも起こりうる代表的な病気をまとめてみました。

 

犬も人間と同じで肥満は万病の元

犬も肥満は万病のもと

犬のボディコンディションスコア
犬のボディコンディションスコア

総務省:飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~より

肥満を放置すると、人間と同じように心臓病糖尿病がんなどのリスクが高まります。
特に犬や猫の場合は、関節炎により歩行困難のリスクが通常の5倍に上がるといわれています。

上記の、BCS(ボディ・コンディション・スコア)で、鎖骨が指で普通に感じるか?体型は正常な体型なのか?を常にチェックしましょう。
BCS4BCS5になると、太り気味なのでずっと健康リスクがつきまといます。

 

犬が肥満になる原因

食べ過ぎや運動不足が一番の原因です。
まれに、遺伝性疾患でもなる場合があるそうです。

 

犬の肥満を防ぐ方法

肥満を防ぐには、ご飯以外のおやつ等の食べ物を控えることと、適度な運動をさせることが最も重要です。
しかし、おやつは、愛犬とのコミュニケーションをとる手段なので禁止するのは避けたいです。
できるだけカロリーの少ない物を選ぶか、おからなどを使った手作りおやつを与えるなど工夫してください。

すでに肥満になっている場合は、運動はもちろんですが、フードを減らすしか方法はありません
基本は、1週間で1~3%減るくらいが身体の負担も少なく良しとされています。

※但し急激なダイエットは危険です。
犬の個体差もあるので獣医師さんの指導の下で行ってください。

 

また、花王の資料によると、驚くべきことに、4頭に1頭が肥満となっていて、去勢や避妊手術によって増え、老犬になるにつれますます増加するとの結果になっています。

犬の体脂肪率の分布
犬の体脂肪率の分布

犬の性別・年齢別の体脂肪率の分布
犬の性別・年齢別の体脂肪率の分布

現在は体脂肪を測れる動物病院も増えました。
理想値は、体脂肪率16~25%です。

健康維持や健康管理のためにも、愛犬の体脂肪率の現在値を知ってみてはいかがでしょうか?

ヘルスラボ | 体脂肪計 測定動物病院リスト

 

意外に恐ろしい犬や猫アレルギーや皮膚病

犬、猫ともに増えている病気のひとつにアレルギー疾患。
皮膚炎は、アレルギー性皮膚炎角化症感染症と大きく分けて3つに分かれます。
皮膚炎は、まず原因を見極めることが重要といわれています。

 

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎は、主にダニやカビや花粉などのハウスダストに免疫機能が過剰反応した『犬アトピー性皮膚炎』と特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす『食物アレルギー』があります。
犬アトピー性皮膚炎は、薬物療法や環境整備によって根治が望める皮膚病です。
アレルギー性皮膚炎は、根治が難しいとされていて、アレルギーの原因を除去した専用フードにするなどで症状を改善させていきます。

 

角化症(角化障害)

角化症は、主にフケが過剰に生産される状態をいいます。
ガサガサした肌やベタベタした肌など個体差もあります。

犬の皮膚病のなかでも、もっとも多いとされています。<アレルギー性皮膚炎などから角化症を併発する場合も多く、先天的に持ち合わせている場合もあります。シャンプー療法が一番効果的とされていて、ガサガサ肌やフケが多いなど、その症状によってシャンプーを選んでください。

 

感染症

細菌やカビ、ウィルス、ダニなどによって引き起こされる。
症状は、非常に痒がったり痒い部分を舐めたりします。

 

皮膚炎になってしまったら

早期発見が一番重要です。
日々、ブラッシングのついでに赤くなっていないか?フケがないか?など確認してみてください。

また、トリマーさんは体の隅々までみてくれているので、その都度聞くことも大事です。
症状が確認できたら、早めに診断をしてください。

 

増えつつある犬の精神疾患や認知症

最近は、心の病を患う犬が増えています。
問題行動にはいくつかの種類があります。

 

犬の常同障害

お尻尾を追いかけてぐるぐる回る(尾追い)」や「血が出るほど足先を舐める」などを繰り返します。
子犬の頃から起こりやすく、遺伝性の要因が大きいほか、環境の変化やコミュニケーション不足によるストレスが原因の場合もあります。

 

犬の問題行動で一番多いのは攻撃行動

問題行動で一番多いのが、攻撃行動です。
犬や人に対して、吠えたり咬みつくなどの攻撃をすることをいいます。
アメリカなどでは、抗うつ剤を処方する場合もあるらしいですが、日本では「少しずつ触らせてくれる」ところからのトレーニングによって治療するのが一般的です。

 

徐々に対応して治る分離不安

飼い主と離れて一匹になることによって、強い恐怖や不安でパニックになることをいいます。
留守中に粗相したり、部屋の中のものを壊したりの症状が出ます。
留守中に飼い主の声が入ったICレコーダーを流したり、少しずつ留守番の時間や回数を増やすなどして慣れさせることも有効です。

それと、留守番という雰囲気を作らないことも大切な要素です。

詳しくは、『シーザー・ミランの犬と幸せに暮らす方法55』口コミレビューで少し紹介しています。

 

犬の認知症

シニア犬になると多くなる認知症。
医学の進歩もあり、長生きする犬の増加とともに認知症になる犬も増えています。
正式名称は、人間と同じで高齢性認知機能不全といいます。

症状も「トイレの失敗が多くなる」「グルグル回り続ける」「むやみに吠える」「食べた事を忘れて何度も要求する」「食べても痩せる」など人間とよく似ています。
劇的によくなることはないので、飼い主さんによる介護で対応するしか方法はありません。

 

精神疾患や認知症になってしまったら

家庭の環境や犬の個体差が大きいので、どの治療が合うのかを、かかりつけの獣医さんに相談しながら始めたほうがいいと思います。
薬に頼る前に、行動療法を繰り返すことは、いろいろな場面で有効なので試してみるとこをおすすめします。

 

犬の歯の病気

犬も3歳以上になると80%がかかるといわれている歯周病

歯周病とは、歯の周りの歯周組織に炎症が起こっていることをいいます。

細菌が原因のひとつですが、腎臓病や糖尿病が原因でおこるケースも増えています。

ほとんどが無症状のため、「口臭がきつくなる」「口を触られるのを嫌がるようになる」「食べるときに痛がる」「口を足でかくようになる」などに気が付いたら、迷わすにすぐ獣医師さんに相談しましょう。

 

愛犬の病気関連のツイッターなどの反応

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいごに一言

代表的な現代病を紹介しましたが健康状態を維持するには、先天性でないかぎり、適切な運動量とエサとおやつの量、ブラッシングを兼ねたスキンシップと歯磨きをしっかりやるここが重要です。
日課というか、習慣づけることは飼い主の義務ですよね。

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参考にした書籍
犬の病気がよくわかる本-講談社
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