愛犬の正しい散歩量の重要性~犬種別の散歩時間と満足時のしぐさ

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犬種別の散歩時間と満足時のしぐさ

犬を飼うと、必ずやらなければいけないに日課のひとつが散歩です。
飼い主さんとのコミュニケーションをとることによって、犬は安心感が増加するといわれています。

犬の散歩には、好奇心を刺激するとこによるストレスの解放や、散歩(運動)することによる筋肉量の維持やそれによる心肺機能の安定など、さまざまな利点があります。
最適な散歩量を知ることは、愛犬の心や体の健康維持に繋がります。

毎日の適切な散歩量は、元気で長生きできる最も重要な条件のひとつといえます。
散歩の量は、犬種や年齢などによっても違ってきますので、是非愛犬に合った散歩量を見つけて実践してください。

犬の散歩の基礎知識

散歩は、朝と夕方の2回が基本です。
できれば、ごはんの時間と一緒で散歩の時間帯はきっちり決めないほうがいいとされています。
また、散歩のコースも複数用意しておき、愛犬が「今日はどこに行くのかな?」とワクワクする気持ちにさせることが大事です。

但し、今の散歩時間が少なすぎて、違いがあり過ぎる場合には、徐々に散歩量を増やしましょう。
急に増やすと足腰の負担がかかって怪我の要因になりますので注意。

 

犬に散歩がなぜ大事なのか

散歩する理由は、もちろん体力や筋力の維持向上が目的です。
それ以外にも犬は散歩中に、さまざまな刺激を受けます。
刺激を受けるとは、小さなストレスの蓄積と軽減を繰り返しますことを意味します。

蓄積と軽減を繰り返すと、刺激のキャパシティーがどんどん大きくなります。
刺激のキャパが大きくなると、ストレスにも強く大らかな性格になるといわれています。

逆に、ストレスに弱いと些細なことでイライラしてしまう犬になってしまいます。
なお、ストレスに強くなることは、成犬になってからでも決して遅くはありませんのでご安心ください。

 

犬の散歩の注意点

散歩中は、スマホをいじる時間はまったくありません
常に愛犬を観察して目を光らせて、拾い食いなどにも注意してください。
特に交通量の多い道は、犬の行動が読みづらくなりますので、リードを短く持つなどして、即対応できる心の準備が必要です。

当たり前のことですが、真夏の炎天下は肉球のやけどや熱中症のリスクがあるので避けます。
また夏は、こまめな水分補給で心臓の負担を軽減させてください。

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愛犬の正しい散歩量を知ろう

ほとんどの人が、知っているようで実は適当に決めていると思われる散歩量。
正しい散歩量は、日々の健康維持にとても重要な役割があります。
健康維持以外にも、ストレスの増大による問題行動の軽減にも繋がります。

 

散歩量が満足していない時の仕草

ポイント

しつけができなかったり、問題行動の多くが散歩量が足りていないことが原因といわれています。

散歩量が足りていないとパワーを持て余してしまい、少しのことで興奮しやすくなります。

  • リードをグイグイ引っ張る。
  • 散歩から帰っても家に入りたがらない。
  • "遊んで"と誘う要求が激しい。
  • 散歩から帰っても走り回る。
  • かじり癖が増える。
  • 無駄吠えが増える。
  • 興奮するとおさまり難い。

 

散歩量が満足している時の仕草

ポイント

散歩量に満足していると、ストレスフリーで安心している状態になります。

  • 散歩の準備を静かに待てる。
  • 散歩中に興奮したりしない。
  • 落ち着いた表情でボーっとしている。
  • お気に入りの場所でウトウトしたりくつろいでいる。
  • 芸をすぐに覚えるようになった。
  • 健康なウンチになった。

 

犬種別の大まかな散歩量

ポイント

元々は牧羊犬や牧畜犬だった犬種は、とても多くの散歩が必要で、愛玩犬は少ない散歩量で平気な犬種が多いです。
犬種よりも散歩量が足りていない場合、まずは1回に付き普段よりも5分長く歩くことを目標にしましょう。

※一日2回とした1回あたりの散歩時間です。

 

20~30分の散歩が理想のグループ

超小型犬がこのグループになります。

  • チワワ
  • シー・ズー
  • ポメラニアン
  • ヨークシャーテリア

など

 

30~40分の散歩が理想のグループ

  • マルチーズ
  • 柴犬
  • スピッツ
  • ペキニーズ
  • ミニチュア・ダックスフント
  • バグ
  • フレンチブルドック

など

 

40~50分の散歩が理想のグループ

  • トイ・プードル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ミニチュア・ピンシャー
  • キャバリア
  • パピヨン
  • ホワイト・テリア
  • ビションフリーゼ

など

 

60分以上の散歩が理想のグループ

  • ボーダーコリー
  • ゴールデン・レトリバー
  • ラブラドール・レトリバー
  • ウェルシュ・コーギー
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • 秋田犬
  • シベリアン・ハスキー
  • サモエド
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ドーベルマン
  • ダルメシアン
  • ボクサー

など

  • 公園などで遊ぶ時間がある場合は、その時間も散歩時間に加算します。
  • 休憩時間を取っていて止まっている時間がある場合は、その時間は散歩時間には加算しません。
  • ミックス犬や雑種は、体格や親の犬種を参考にしてください。
  • 一日に1回しか散歩できない場合は、適正時間の1.5倍が、適正散歩時間の目安になります。

 

散歩に行けない時の対処法

雨や仕事の関係で散歩に行けない場合は、1~2日程度なら筋力低下には特に問題ありません。
特に、外でしか排尿をしない場合を除いて、雨が降る中わざわざ散歩に行くのは感染症などのリスクも増大しますので避けたほうが無難です。

しかし、散歩に行けないのは、犬にとっては強いストレスに繋がり問題行動を起こしがち。
行けない分、家の中で、ボール遊びや紐のひっぱい合いなどで、できるだけ散歩と同じ時間を遊ぶことが理想です。
時間がない場合は、嗅覚を使うおもちゃなどが有効なので気分転換をさせてあげましょう。

 

散歩に行きたくても病気や持病がある場合

足腰が弱っていても、運動機能を維持する意味でも、できるだけ毎日散歩に行くようにしましょう。
病気や怪我の症状によって散歩時間や散歩量はさまざまです。

まずは、かかりつけの獣医師の先生に相談してください。
基本的に、犬のペースに合わせてあげて、散歩から帰ってきてからのマッサージも日課にして愛犬の負担を和らげてあげましょう。

 

散歩が嫌いな犬を散歩させる方法

犬は本来、散歩が大好きな動物です。
散歩嫌いな犬を、嫌いだからと散歩をしないと、刺激に弱くなります。

刺激に弱くなると自分をコントロールできなくなり、問題行動を起こしやすくなります。
また、シニア犬になると体力が極端に落ちやすくなり、寝たきりになる可能性も増大します。

ベンチで風景をながめながら、人や犬、車などになれさすことだけでも犬にとってはストレス発散になります。

散歩は楽しいのもだということを、確認させてあげましょう。

  • 近所の公園などから外に慣れさせる。
  • まずはドッグランで他の犬と触れ合う。
  • 一番大好きなおやつを散歩限定であげる。
  • 郵便やゴミ出しなどちょっとした外出を一緒に行き外に慣れさせる。
  • 首輪か合っていない場合もあるので首輪を変えてみる。

散歩中に、怖い目に合ったことによるトラウマなどの場合は、車などで連れだして大きな公園や山道、ドッグランなどでのリフレッシュさせるのも一つの方法です。

 

子犬の場合の散歩量

ペットショップから子犬を購入した場合は、外の世界を全く知らずに迎え入れることになります。
家の中でハーネスや首輪、リードを付けて散歩の練習を繰り返し行いましょう。
外の刺激に慣れさせることでストレスに強くなり、しつけにも好影響を与えます。

  1. ~3,4か月 10分前後
    抱っこしたままかキャリーに入れたまま、地面に下ろさずに散歩して、外の空気や雰囲気に慣れさせる。
  2. 3~6ヵ月 10分・10分
    抱っこと併用して、公園や河原など車や人が少ないところで10分ほど歩かせ、歩くことに慣れさせます。
  3. 6~12か月 20分
    徐々に人や車の多い道で、刺激に慣れさせていきます。時間も徐々に成犬の時間に近づけていきます。

子犬が止まったままだったり、歩かなくなったら疲れている場合がほとんどです。
抱っこやキャリーにいれてあげて散歩を中断しましょう。「歩かなくなったら抱っこ」は繰り返すと癖になるので注意です。
ワクチン接種が終わっていたら、他の犬と慣れさすこともこの時期は大事です。

 

シニア犬の場合の散歩量

加齢による体力低下は、犬にとっても当然の宿命です。
足腰が弱ってきているので、1回の散歩時間は、20分程度に留めましょう。
なるべく足腰の負担がかかりにくい、土や草の道を中心に散歩してあげるように留意してください。

また、シニア犬になったら、突然散歩に行きたがらなくなる場合があります。
どこかに痛みがあることが原因の場合もあるので、触ってみて痛がる場所があるのなら獣医師さんに判断を仰ぎましょう。
散歩の後には、足腰をマッサージしてあげることで筋力の低下を防ぐことができますし、怪我や関節の痛みを早期に発見するこにも繋がります。

 

さいごに一言

活発な犬もいれば、散歩が苦手な犬もいると思いますが、犬にとってはとても重要な日課です。
肥満防止や運動不足解消だけでなく、においを嗅ぐことによってストレスの発散や日々の変化を感じ取るための儀式でもあります。

また、シニア犬になったときでも適切な散歩量を守っていたおかげで、病気のリスクが減り、元気に過ごすことができる可能性が高くなります。
あわせて、飼い主さんが季節の移り変わりを感じながら、運動不足の解消にもつながると思います。

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