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実際に里親になってみてわかること~私の家に来た大切な家族と学ぶ命の尊さ

実際に里親になってみてわかること~私の家に来た大切な家族と学ぶ命の尊さ
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実際に里親になってみてわかること~私の家に来た大切な家族と学ぶ命の尊さ

いきなりですが、皆様は年間でどれだけの犬猫が殺処分されているかということを知っていますか?

この殺処分ですが、実は年間8万匹もの犬猫に対して行われ、社会問題の一つとしても認知されています。
私はこの数字を知った時、とても強いショックを受けました。

この犬猫の殺処分問題ですが、今私たち人間が負うべき責任として、このような悲しい事態をなるべく防ぎ、不幸な運命をたどる犬猫が少しでも減るよう努めていく必要があります。

その中で、私たち人間が選べる選択肢の一つとして「保護犬、保護猫の里親になる」という選択肢が存在します。
今回は実際に里親になった私が、「里親になるということはどういうことなのか」をお話ししたいと思います。

 

目次

愛犬ルナとの初めての出会い

私が里親となった犬のルナと出会ったのは近所のホームセンターでした。
当時中学生だった私は、ペットショップなどに行っては犬を飼いたいと常に両親に言っていました。
しかし、私の父は動物を飼うことに強く反対し、現実的にペットというものは我が家には無理だろうと思っていました。

近くに保健所などがなかった私の家の周囲では、ホームセンターで稀に里親募集をしていることがあったのです。
キャンプが趣味の我が家は、その日も近所のホームセンターにキャンプ用品を見に行っていました。

キャンプ用品売り場の近くでよく通る甲高い声が響いており、動物好きな私はキャンプ用品を見るのもそっちのけで、その声のもとへと向かいました。
鳴き声のするところに向かうと、そこには後に私の家族となるルナが狭いケージの中にいました。

もう運命といいますか、一目見た瞬間にこの子は絶対に飼うことになると感じました。
ペットショップなどでは今まで感じなかった直感を信じ、父親と母親を連れてくると、それまで頑なに飼うことを否定していた父親も何かを感じたのか、「お前がきちんと面倒を見るというなら、この子を連れて帰ろう」と言ってくれました。

すぐにその場にいたホームセンターの店員に里親になる旨を伝え、その1時間後には子犬の入ったケージを抱えて帰路についていました。
私が里親になろうと思ったきっかけは、簡単に言ってしまえば第一印象や直感です。

里親になるという責任を、当時の私はきちんと理解していませんでした。
そんな軽い気持ちではありましたが、飼ったことを後悔したことは一度もありません。

 

手のかかる子ほど可愛いというのは本当

私が引き取った子犬は雑種で柴犬とビーグルの雑種でした。
柴犬、ビーグルともに猟犬だった犬種の血を引いているため、非常に元気旺盛、もといやんちゃな子でした。
一日2回の散歩はもちろん、室内飼いだったため、おもちゃを持ってきては遊んでほしいと強請るような子でした。

ちなみに名前のルナで、当時の私は子犬の丸いおなかを見てこの名前をつけました。
とにかく家族には甘えん坊なルナですが、家族以外には警戒をなかなか解きません。
特に吠え癖を子犬の段階で直さなかったのは失敗で、一度近所の住人の方に怒鳴り込まれたこともありました。

もちろん飼っていく上でケガをすることもあります。
本気で咬みつかれたときは手に歯が食い込んで病院のお世話になることに。

トイレのお世話なども大変です。
排泄したシーツの交換や、散歩中にしたものの処理など、汚くても飼い主としてきちんと責任を持って世話をしなくてはなりません。

ただ、犬はしっかりと世話をしてくれる飼い主のことを覚えています。
きちんと世話をし、愛情を注いでくれる人にはそれだけ懐きますし、言うことも聞くようになります。

犬と育んでいく絆は、ほかでは代替の利かない唯一のものではないでしょうか?

私はルナと寝るときも一緒ですし、毎朝、毎夕の散歩も欠かしません。
それがルナを飼った責任だと思っていますし、私がしたいことでもあります。

 

これから飼い主になろうか悩んでいる方へ

我が家にルナを迎えて10年が経過しました。

最近はルナも歳をとって、よく寝ているようになりました。
病院では、寿命が近づくと、そういうようになると聞きました。

今では、10年前に父親が動物を飼うことに反対していた気持ちもわかるようになりました。
これはルナと生活していく中で命の重さや尊さを知ったからです。
私の今の目標は、最後までルナが幸せに過ごせるように努めることだと思っています。

動物を飼う、里親になるということは簡単なことではありません。
病院代やご飯代などでお金もかかりますし、散歩などで単純に時間の拘束も増えます。

ですが、命の尊さや重さを彼らは教えてくれるのです。
それは普通には経験できない、とても貴重で大切なものではないでしょうか?

里親になろうか迷っているという方は、一歩踏み出すのも悪くないと思います。

この記事を書いた人、もちかさん。
貴重な体験談どうもありがとうございました。

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