一目ぼれしたヨーキー~パピー時代(子犬)噛み癖を意外なモノで解決した話

犬の飼い主さんによる体験談 - 問題行動やしつけの体験談
一目ぼれしたヨーキー~パピー時代の噛み癖を意外なモノで解決できた話

我が家では私が一人暮らししていた時に迎えた保護犬7歳(♂)と、ペットショップで一目ぼれしたヨークシャーテリア3歳(♂)が居ます。

ここではヨークシャーテリア(以下:ヨーキー)の出会いからお迎え、パピー時代の困り果てて頭を抱えたとある癖についてのドタバタエピソードを面白おかしく伝えています。

最後は、こんな意外なモノで解決できました!後日談として現在の様子まで赤裸々にご紹介。

最後の方には、気難しい先住犬と天真爛漫やんちゃ坊主のパピー犬との間であった決定的な出来事を当時の私の気持ちと交えてエピソードを。
お迎え当時から今現在の関係をお伝えしたいと思っていますので、これから2匹目をお迎えする方のご参考になればと思います。

カミカミガジガジ・・家の中は噛み跡だらけ

カミカミガジガジ・・家の中は噛み跡だらけ

「あの子、小さくてかわいい~」と私の一目ぼれでお迎えすることになったヨーキーのシンスケ。
先住犬が居たのでさすがに即日お迎えはできなかったため、購入手続きをするまで毎日ペットショップに行きました。

シンスケはずーっとガラスを舐め続けていて、私たちが来ると嬉しそうに小さい尻尾を振ってくれました。
いざお迎えした日、店員の方から「おっとりしている子ですよ。」なんて言われたので、先住犬と仲良くできそうなんて思っていたのもつかの間…
この子かなりのやんちゃ坊主でした。

先住犬のシュンスケの尻尾を追いかけて突進、初めて見たものにも突進、噛み心地がよさそうなものはなりふり構わずガジガジ。
これが後からかなり困った癖へと変身するのです。

ある日、先住犬の散歩に行こうとしたところ、首輪が今にもちぎれそうな状態でした。
なんで!?とよく見てみると、たくさんの歯形があったのですぐにシンスケの仕業だとわかりました。

もしや…と思い、シンスケの首に付いているはずの首輪を見ると、ボロボロの状態になってケージの隅に落ちていました。

それからは歯が痒くてたまらないらしく、テーブルの脚、玄関にあった皮の靴などが噛まれました。
ちなみに一番噛まれてダメージが大きかったのが、買って数日の皮の鞄です。
布製の鞄には見向きもしませんでした…。

 

噛み癖を解決する救いの神は身近な所に

噛み癖に散々悩まされて、感覚がマヒしていた私たち…。

「人には噛まないしなあ。」
「噛まれたくないものを下に置かないから部屋が汚くならない!」

そんな思考に陥っていました。
先住犬も噛まれ、そのたびにお説教モードでやり返されるのですがそれも遊びだと思ってしまう超ポジティブ思考のシンスケには効かなかったようです。

ほかにも大きな音でびっくりさせる方法、噛んじゃダメなものを噛んでいた時にはマズルを優しく掴んで目を見て低い声で「ダメ。」という方法も試しましたが、3秒後には忘れていました。

こういうところはパピー犬の面白いところですよね。

今思えばここで諦めなくて良かったー!と思っています。

ある日の夜、救いの神が降臨しました。

ラップの芯です。

歯固め用のおもちゃでも豚の蹄でもなく、まさかのモノだったので本当にびっくりしたのを覚えています。

「この芯硬そうだな~」と何気なくおもちゃとしてシンスケにあげてみたら、大興奮で一心不乱にガジガジし始めてどんなにボロボロになろうとずっと噛んで離しませんでした。
寝床にも持って行くくらいのお気に入り具合で、ラップの芯がある間だけはガジガジ癖が収まったので、友人や親戚にお願いしてラップの芯のストックを切らさないようにしました。

1歳を前に自然とラップの芯が無くてもボールなどのおもちゃで遊ぶようになり、噛み癖もなくなりました。
3歳になった今でも硬いおもちゃは大好きで、買って帰ると袋から自ら出してきて開けろ!と突進してきます。突進癖は治りませんでした。

 

心配した先住犬とパピー犬の相性と上下関係

うちにいる先住犬のシュンスケはかなり難しい性格で、寂しがり屋です。
家にシンスケを迎え入れたとき、かなり警戒していました。

「これはやってしまったかも・・。相性悪いかもしれない。」と内心少し後悔してしまいました。

でも構って!構って!という表裏の無いシンスケに少しずつ心を開いてくれて相手をしてくれるようになりました。

だいぶ慣れたなあと思い始めた頃、ある日トリミングに行った際に、シンスケが大けがをして帰ってきたことがありました。
いつものやんちゃ坊主は何処へやら、目を閉じてぐったりとしているシンスケに寄り添い、ずっと付き添っていました。
苦しそうにすれば舐めてあげて、震えていたら自分の毛布を持ってきたり…。

無事に回復した時にはとっても仲良しに!
思わず泣きました。
これを機に上下関係を学んだのか、お散歩の時も他の犬に対して失礼なことをすることもなくなって、必然的にしつこい!と怒らせることもなくなりました。

 

やんちゃ坊主の噛み癖と向き合って

やんちゃ坊主の噛み癖と向き合って

今回初めてペットショップからお迎えした我が家。
先住犬とは違った問題があり、大変ですが楽しいパピー生活を送ることができました。

けど噛み癖は本当に参りました…。
あの時が一番家の中が片付いていたかもなんて思うくらいです。

まさかラップの芯が救世主だとは思わなかったので、今悩んでいる皆さんにもぜひとも試してほしい方法の一つです。

また、うちの子の場合の噛み癖は歯がかゆいことからくる癖ですが、みんながみんな痒いからくる癖ではないことは覚えていてほしいです。

ペットショップ暮らしが長いとストレスが溜まっていてそれが噛むという行動につながることもありますので、その子にきちんと向き合ってあげて下さいね。

先住犬との話は、しつけとは少し違った話でしたが最終的には2匹の中でのお互いの立ち位置が変わったことで生まれた上下関係になったと思っています。
今この記事を書いているときも7歳と3歳のデコボココンビで仲良く生活しています。

これからパピーをお迎えする方、噛み癖に悩んでいる方への少しでも助けになれればいいなと思っています。

 

さいごに一言

なるほど…『サランラップの芯』とは意外でした。
確かにトイレットペーパーなどの芯より硬いですし厚みもあります。
ちなみにメルカリで検索してみると…
売っていますね。
取り引きもされているようです。

パピー時代の噛み癖は、噛んでも大丈夫なモノを与えるしか方法はないですよね。
歯が生え変わりで歯茎が痛痒いんですしね。
変に止めさせてストレスを溜めるようなことをすると逆効果だと、私は教わりました。

成犬になってもカミカミするのは、犬の習性です。
犬は噛むことで心が落ち着くようで、イライラしたり不安なときにカミカミしたくなります。
そして成犬になるころには、噛んで良いものかダメなものかを”飼い主さんから知る”そうです。

今回の記事は、広島県在住のOさんから頂きました。
貴重なパピー時代の体験談、どうもありがとうございました。

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