保護犬としてミックス犬を飼うという選択~老犬になった我が家の愛犬の場合

血統書付きの犬(JKCの公認犬種) - ミックス犬や雑種 - 犬の飼い主さんの体験談 - 迷子や保護/里親関連(殺処分)
保護犬としてミックス犬を飼うという選択~現在老犬になった我が家の愛犬

犬を飼うときの選択肢はいくつかあります。
一般的には、ペットショップやブリーダーから購入するパターンです。

なかには、愛護センターなどから保護犬を譲り受け飼う場合もあります。
一般人には、敷居が高そうな『保護犬を飼う』ということを実際に経験したか方からの体験談を紹介します。

保護犬としてミックス犬を迎えるという選択

私は県の愛護センターから譲渡された保護犬を飼っています。
昨今、ペットショップからの購入の是非が叫ばれる中、実際に愛護センターからミックス犬を譲り受けた私が、ミックス犬を飼うと困ることや飼ってみた体験談をご紹介します。

我が家に子犬がやってきた

私の家には、15歳になるトイプードル系のミックス犬がいます。
実際は、ミックスなのかミックスのミックスなのか不明です。
犬を飼いたいと両親に相談した時に、どうやって命を迎え入れるのか考えなさいと言われ、県の愛護センター主催の譲渡会で迎え入れた保護犬です。

ちなみに譲渡会に参加しないと保護犬を譲渡してもらい飼うことはできません。

愛護センターの譲渡会に参加するためには、決められた研修プログラムを受ける必要があります。そ
の中には、飼育方法や命の大切さ・尊さなどを教えてくれるプログラムと、実際に犬を迎え入れてからのトレーニング教室のプログラムがありました。

それらの教育を受けた里親希望者だけが、譲渡会に参加できます。

私は、譲渡会会場の片隅で震えている生後半年くらいの小さな子犬と目が合いました。
しかし、その子犬はじっとしたまま動かず、他の希望者が来てもピクリとも動きません。他の子犬はしっぽを振りながら愛想良くしてくるのに、あんなことでは里親希望者なんて現れないのでは…私はそう思っていました。

すると、そこにいたセンターの獣医さんが「あの子犬は人間が怖いと思っているんだよ。けれど、一緒に生活すれば少しずつ信頼関係が結べると思う。」と教えてくれました。

私はその子を愛おしくなり、家族と相談しその子犬を迎える事にしました。
怖がりで動けない子犬は、唸ることも鳴くこともせぬまま、我が家へやってきました。

 

実際に保護犬のミックス犬を飼ってみてペットショップの子と違う点

生後半年といえば、人間でいうと思春期真っ只中の少年です。
他の子犬が生後3カ月くらいだったことを考えると、自分の置かれている状況を少しは理解していたのかもしれません。

しかし、獣医さんが教えてくれた通り、受けた教育プログラム通り、子犬を驚かせないように優しく語りかけ、一緒にごはんを食べたり、遊んだりするうちに、私と愛犬はしっかりした絆で結ばれるようになり、けんかもできる本当の兄弟のようになっていきました。

しかし、ペットショップから迎えた犬を飼っているお友だちとは少し違う点がいくつかありました。

まずは、適正体重の管理。
血統書のついた犬なら、一般的な体高・体長・体重などがあるので、それに比べて大柄だとか、太り気味だということがわかります。

しかし、我が家はミックス犬。
どれだけ大きくなるのかがわからず、適正体重の管理は体型を見て判断することになります。
ところが、肋骨を触れるくらいの適度な肉付きと言われても肋骨がどこにあるのか、どれが肋骨なのかがわかりません。
これはかかりつけの獣医さんに相談し常に適正体重をキープできるようにしました。

また、トイプードルなどの純血種には、決められたトリミングスタイルがありますが、長毛のミックス犬に決められたトリミング型はありません。
トリマーさんと相談しながら我が家が求めるトリミング型を模索しました。

 

私が考えるミックス犬の魅力

では、ミックス犬を飼っていると困った事ばかりかと言うと、そうではありません。
ミックス犬の魅力は、まずは、世界中のどこを探しても我が家のミックス犬と同じ顔をした犬が存在しないこと!

唯一無二の顔と存在です。

また、トリミングに行っても、口周りの形はこんな風で、お尻回りはこんな風にカットしたらどうか、とトリマーさんと話し合うのは難しい半面、とても楽しかったです。
トリマーさんからもやりがいがあると言われ、仲良くなることができ、犬についての知識もいろいろと教えてもらうことができました。

そして、ミックス犬は病気に強いと言われています。
純血種には、その犬種特有の病気を持つことがあるとされ、飼い主はその病気について常に勉強し、ケアする必要があります。
その点、ミックス犬は研修特有の病気を持たず、また純血種であった親犬の良いところをとるとされ、病気になりにくいとされています。

実際に現在15歳になっても、元気いっぱいで大きな病気もしたことがありません。

 

愛護センターから譲り受けるという選択

私のお友だちにも、犬はペットショップやブリーダーさんから購入する方法以外を知らなかったという人がいます。
しかし、愛護センターに行けば、殺処分を逃れ譲渡を待ち、自分のおうちを手に入れたい犬たちがとてもたくさんいることに驚くでしょう。

愛護センターの譲渡会にいる犬は、そのほとんどが雑種やミックス犬です。

ペットショップから純血種を購入するという方法を否定するつもりはありませんが、愛護センターに存在するたくさんの命が助かれば良いなと思います。

そのためには、「ミックス犬はわからない」というざっくりとした不安な気持ちを払しょくし、サポートする体制を整え、そしてそれらを啓発していく活動をすることが大切だと思います。

ミックス犬には、その犬にしかない特徴や個性があります。
きっと、私のように自慢の愛犬になってくれることでしょう。

そして、純血種もミックス犬もひとつの変わらない命であるということ。
それを知っておいてほしいと思います。

 

さいごに一言

現在、動物愛護週間の期間中(9月20日から9月26日まで)です。
動物との絆を強めることを目的とした1週間です。
目的は人それぞれです。
動物と触れ合うだけの人もいれば、実際に飼っているペットとの絆をより一層強く持つ機会にする人もいるでしょう。
犬を飼っている人も犬を飼ってない人も、ほんのちょっとの時間だけ、ペットを飼う・ペットを育てる意味を考えてみる時間をとってもらえたら幸いに思います。

今回の記事は、四国在住のWさんから頂いた貴重な体験談です。
どうもありがとうございました。

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