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子犬の無駄吠えを防止する3つのトレーニング法~しつけは根拠と対策が大事

子犬の無駄吠えを防止するトレーニング方法~3つのしつけ方と大切なこと
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子犬の無駄吠えを防止する3つのトレーニング法~しつけは根拠と対策が大事

今回の問題行動は、無駄吠えについてです。
無駄吠えの原因は犬それぞれです。

犬は吠えるものですが、闇雲に吠えると近所迷惑にもなりかねません。
そんな無駄吠えを如何にして克服したのか、元ペットショップ店員さんによる、とてもわかりやすい解説付きです。

目次

我が家にチワワがやってきた

我が家には「たつおみ」という名前のチワワ(オス8才)がいます。
生後4ヶ月のときに私自身が勤めていたペットショップから我が家にやってきました。

4ヶ月齢というのはペットショップの中だと年長さんクラス。
他のワンちゃん達と遊んだりお客さんに抱っこしてもらった時期も長かったので、犬馴れ、人馴れはしていていました。

そのおかげでビビりちゃんや神経質になりやすい犬種のチワワにしては、人懐こい性格に育っていました。
ただ、”吠え”はあったのです。ショップではトレーニングを一頭一頭するのは、なかなか難しいので、どうしても家に連れて帰ってからのトレーニングが必要になってきます。

ここでは我が家の愛犬、たつおみと行った無駄吠えトレーニングについて紹介していきます。
少しでも参考になって頂ければ嬉しいです。

 

犬が吠えるには理由がある

無駄吠えと言っても、その理由は様々です。

そしてそれは、犬にとっては”無駄“に吠えているわけではありません
私達、人間が言葉を話すように犬にとって吠えることは意思表示の一つなのです。

そう考えると吠えたからといって、ただ叱るだけでは愛犬の気持ちを無視してることになりますよね。
愛犬が「何に」「なぜ」吠えているのか、その原因に合わせてトレーニングをしていかないといけないのです。

ちなみに私の愛犬たつおみは、

  1. ワンちゃんがたくさんいてテンションが高くなったとき
  2. 聴いたことない音を耳にしたとき
  3. ゲージから出してほしいとき

以上の3つの吠えがありました。

時期は我が家で一緒に暮らし始めて数日が経ち、環境に慣れ始めてきた頃に吠えが出始めてきました。
私の場合、ショップにいる頃から多少、性格も知っていたのですが環境が変われば、犬の行動も変わってくるので最初はまずひたすら観察をしていました。

どんなときに吠えるかだけじゃなく、吠える直前の動きや表情も観察。

観察していると、喜んでいるのか、怒っているのか、警戒しているのか、怖がっているのか等、そのときの感情もわかってくるようになりました。
そして、それに合わせてそれぞれ対処をしていきました。

 

吠える原因に合わせた対策を考えよう

前述の①〜③の対応方法を順番に書いていきます。

  1. ワンちゃんがたくさんいてテンション高くなったとき〜
  2. 対策これは散歩中やドッグラン等に連れて行ったときです。
    他のワンちゃん達が吠え合っているとき自分もテンションがヒートアップして吠えていました。
    この対策としてまず行ったことは「テンションを上げさせないこと」です。
    遊びに連れて行くときはハイテンションなワンちゃんがいるところはなるべく避け、少し落ち着いたワンちゃん達と触れ合わせる様にしました。
    途中でそこにハイテンションのワンちゃんが混ざってきたときは、テンションが上がる前に抱っこしたり、相手に失礼のない様にその場からフェードアウトするようにしていました。
    そんな感じで出来るだけテンションが上がる環境にしないように心掛けたのです。
    私は一人暮らしで飼い始めたので、そういう環境は作りやすかったのですが、例えば小さいお子さんがいる賑やかな家庭だとワンちゃんもつられやすいので家庭によってはなかなか難しい方法かもしれません。
  3. 聴いたことない音を耳にしたとき〜
  4. 対策たつおみは、例えば救急車等のサイレンやテレビから聞こえる動物の鳴き声など、イレギュラーな音に吠えていました。
    観察すると、音が聞こえた途端まず家の中を小走りし、そのあと音の方に向かって吠えていました。
    たつおみは音に対して、

    「これは何の音!? 危険な音!?」と警戒しているようでした。

    この対策としては、この音は危険な音ではない” ということを教えてあげなければいけません。
    まずは携帯等で意図的に音を出し、その瞬間にオヤツをあげるということを何度も繰り返しました。
    これは “音=オヤツ” と関連づけして行うトレーニングで、この音が鳴ると “良いこと” が起こるんだと犬は覚えます。
    ここで注意しないといけないのは「吠え始める前」にオヤツを上げること。
    吠え始めてからあげると、”吠える=オヤツ”と間違った認識をしてしまうのでタイミングは超重要です!
    私とたつおみは様々な音で、このトレーニングをしました。
    ただ、ドッグトレーナーみたく常にオヤツを持ってるわけでもないので実際にそういう音がしたときは、たつおみが小走りを始めたときに(吠える前に)、

    「たつおみ、こっちにおいで!」

    と、声をかけたり抱っこをしたりして意識をこっちに向ける様にしました。
    今でもたつおみは始めて聞く音には反応しますが吠える前に、まず私の顔を見て確認してくれます。
    私の方もたつおみを見るクセがついてしまっているので今では音が聞こえたらお互い反射的に目を合わすっていう、おもしろい習慣ができています(笑)

  5. ゲージから出してほしいとき〜
  6. 対策これは”要求吠え”なので、ひたすら無視です。
    これが難しいんですよね…。
    でもそこでゲージを開けてしまうと吠えたら出してもらえると学んでしまうので、ここは忍耐力勝負なのです!
    吠えてる間は目も合わせず、体も背を向けます。
    なんならその部屋から一度出てもOKです。
    そして諦めて静かになったときにゲージを開けることを徹底しました。これもタイミングが大事!
    これに限らず “要求吠え” は静かにさせたいが為に、ついついそれに答えてしまいがちなのですが、癖になってしまうので、私は要求してくる真逆のことをいつもしていました。

大事なのは愛犬に、

“吠えても良いことはない。
じゃあどうしたら要求に応えてくれるのか”

と、いうことを学習させることです。

今では要求吠えは全くありません。
そのかわり何か要求があるときは私の目の前にきて(けっこうな近さ笑)、怖いくらいひたすらじっと見てくるという方法を覚えたみたいです。

 

無駄吠えのトレーニングは気長に根気よく根拠を持って

無駄吠えは”無駄”ではありません。
その吠えには必ず理由があるからです。
私達、飼い主がすることは”吠える必要がないんだよ”ということを教えてあげることだと思います。

ただ、実際にやってみると思うようにいかないことも多々あるんですよね…。

たつおみみたく仔犬のうちからトレーニングを始めるのがベストですが、既に成犬になっているワンちゃんだっていますしね。
でもトレーニングに共通して大事なことは、

  • タイミングを外さない
  • 根気よく続ける
  • 遊びの様に楽しく行う

だと思います。

成犬のワンちゃんは既に習慣となっているので時間はかかってしまいます。
でもそこで、「何でウチの子はできないの?」と思わず、気長に根気よく、そして肩の力を抜いてトレーニングしていきましょう。

 

さいごに一言

犬は、吠える動物です。
また、吠えることで番犬としての役割を担っている犬もいます。
しかし、無駄吠えは、飼い主さんの直す(しつけ)意志がなければずっとそのままです。

記事でも書かれていますが、吠えるには原因があるのです。
解決には、なぜ吠えているのか観察し、その吠える原因を究明しなければ根本的な解決とはなりません。

ドッグトレーナーさんなどは、吠え方ひとつで犬がどういう心理状態なのか分かるそうです。
そこまでいかなくても、飼い主ならなんとなくは分かるはずです。
分離不安なのか要求吠え…なのかを。

この記事は、教科書に載せたいほど、とても分かりやすく的確に解説されています。

大事なのは愛犬に、

“吠えても良いことはない。
じゃあどうしたら要求に応えてくれるのか”

と、いうことを学習させることです。

まさにその通りだと思いました。

今回の記事の投稿は、東京都在住のHさんでした。
とてもためになる解説記事、どうもありがとうございました。

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