辛くて苦しいペットロス症候群から救ってくれた存在~愛犬との別れと出会い

犬の飼い主さんの体験談 - 犬を飼う上で必要な知識 - ペットロス
辛くて苦しいペットロス症候群から救ってくれた存在~愛犬との別れと出会い

私のペットロス症候群になり、苦しみ、そして乗り越えた体験談をお話しします。

2007年の10月、当時飼っていた犬が亡くなりました。

その犬が家に来たのは、私がまだ高校生のころ。
近所に住むかたから譲り受けた、ビーグルとセッターのMIX犬でした。

やんちゃな男の子でしたが、とても優しい性格で、家族の全員から、とても愛されていたのです。

そんな犬を奪ったのは、フィラリアです。
飼い主である私の注意不足としかいいようがありません。

14年以上一緒にいた大事な犬が亡くなったことから、私はひどいペットロス症候群に苦しむことになりました。
それがきっかけだったのか、パニック障害まで発症してしまったのです。

とても大変な日々が1年ほど続いてから、私はまた、新しい犬を飼い始めました。
かなり手の掛かる犬だったことから、いつのまにか、少しずつ、犬を失った悲しみから癒されて、体調も落ち着いたのです。

14年一緒だった大好きな犬との別れ

高校生のときに飼い始めた犬も、いつのまにか14歳を越え、すっかり歩くスピードもゆっくりになってきたなあと思っていたころのことです。
元気だった犬が、あまり散歩に行っても歩かなくなったなと思ったのもつかの間、ほぼ寝たきりの状態になったのです。

すでに14歳を越えていたため、老化が原因だろうと、そのまま介護生活に突入しました。
1ヶ月ほど介護を続けたころ食事をしなくなったため、心配になり病院にいくと、診断結果は「フィラリア」。
すでに腹水も溜まり、そこからは10日も持たずに亡くなったのです。

飼い始めたころはフィラリアのことなんて知らなかったのです。
しかし、どう考えても、防げる病気だったと思うと、悔しくて仕方ありませんでした。

泣かないようにしようと思っても、どんな瞬間も犬のことばかり考えてしまい、ただ泣き暮らしていました。
そうしているうちに、情緒不安定になり、無気力で、食事もあまり取らないような状態になってしまったのです。

夜も眠れず、市販の薬などに頼って眠るようになりました。
さらにはパニック障害まで発症。

「そんなことではいけない」と親に怒られることも多々ありましたが、だからといって、気持ちを簡単に切り替えることはできませんでした。
それくらい大好きな犬との別れはつらいものだったのです。

 

ペットロス症候群から救ってくれたのは新しい犬との出会い

まだ犬を失った悲しみも癒えきらないころのことです。
あるホームセンターに家族で行ったところ、そこで、ペットフェアのようなイベントを開催していました。

何気なくそこを見ていると、端っこの目立たないサークルの中になんだか気になるビーグルがいたのです。

係りの人によると、「女の子なのだけれど、うるさくて、とてもやんちゃな女の子で、ちょっと大勢のお客様の前に今は出せない」とのこと。
前の犬もやんちゃだったなあと思いながら、その犬を見せてもらうことにしたのです。

顔を見た瞬間、どうしても飼いたいと思い、家族を説得して係の人の話を聞き、ますます飼いたい気持ちが強くなりました。
私が犬がいなくなってから落ち込んでいたのを心配していた家族は、それほど反対もしなくて、むしろ積極的になってくれて飼うことになったのです。

その犬が、本当に手に負えないおてんば娘だったのです。
笑えないくらい大変でした。

うちに来る前から噛み癖があったようで、まずそれに苦戦したのが今でも忘れられません。

そして、いつのまにか悲しくて泣く、ということはなくなりました。

毎日新しい犬に振り回されているうちに、少しずつ、前の犬を失った悲しみから、立ち直っていたようです。
家族にも笑顔が増えました。

前の犬では予防してあげられなかったフィラリアの予防も、今の犬にはしています。
そうやって「してあげたかったけれどできなかったこと」をひとつずつ叶えたことも、結果的にはよかった気がします。

 

出会いと別れの繰返し

フィラリアで犬を亡くしたことによってペットロスに苦しんでいた私を救ってくれたのは、掌ほどの大きさのビーグルの子犬でした。
やんちゃだった子も、すっかり大人になり、とても賢い犬へと成長してくれました。

しかし、そこから10年以上が経過して、今度は、その犬が、メラノーマという悪性の病気になったのです。
手術も、抗がん剤治療もしましたが、残念ながら転移してしまいました。

「そろそろ覚悟してください」
と、先日、獣医さんに言われてしまったところです。

おそらく、あと数週間で私はまた別れを経験することでしょう。
まもなくその日が来る、というのは例えようもない恐怖です。

しかし、生き物と暮らす、というのは、こういうことなのだと、今は思っています。
出会いと別れの繰返しです。

もしかしたらまたペットロスに苦しむかもしれません。
でもきっと私はまた新しい犬を飼い、また立ち直るのでしょう。

そのくらい、犬との日々は、素晴らしく、濃厚で、楽しいものだと思っています。

別れのつらさは言葉にできるものではありません。
乗り越え方も人それぞれでしょう。

悲しさは他人からは見えず、落ち込むことを非難されることもあり、それもまたつらいものです。
それでも悲しみが癒えたら、少しずつ、また犬との生活を考えてみるのもおすすめです。

新しい出会いが、きっと傷ついた心を救ってくれることでしょう。

 

さいごに一言

この体験談の執筆者さんのように新しい出会いが、ペットロスを和らげてくれるのは事実だと思います。
しかし、そこに辿り着けなく悩んでいる人も多いと聞きます。

ペットロスは、だれでも普通になる正常な反応です。
家族がいなくなるのと同じで、

  1. 現実を否定
  2. 現実の怒り

を乗り越えて初めて「現実を受け入れ」立ち直ることができます。

立ち直る過程はそれぞれですが特別な感情ではなく誰でもなります。
その手段は、時が解決してくれたり、新たな犬を飼って和らげてくれたり、人それぞれだと思います。

今回の記事は、Kさんから頂きました。
貴重な体験談どうもありがとうございました。

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