コッカプーは、アメリカン・コッカー・スパニエルとトイ・プードルの掛け合わせで生まれたミックス犬です。
見た目の可愛らしさはもちろん、賢く陽気で明るい犬になるらしく、欧米では、純血犬種と同じくらいの知名度がありとても人気があります。
この記事では、アメコカの性格や見た目や寿命、かかりやすい病気や購入する場合の値段などを中心にまとめています。
また、シープーの飼い主さんによるインスタ映えする画像や動画なども紹介してるので成犬の姿が参考になるはずです。
コッカプー(cockapoo)が生まれた理由や歴史、欧米で人気になった秘密や海外の専門サイトなどの紹介もしているので併せてご覧ください。
当ブログの独自「ミックス犬インスタ人気ランキング」でも、常にランクインされている人気のミックス犬です。
コッカプーはどんなミックス犬?
コッカプーとは、その名のとおり『アメリカン・コッカー・スパニエル』と『トイ・プードル』の親から生まれた子供です。
アメリカン・コッカー・スパニエルは第8グループ(8G 7G以外の鳥猟犬)、トイ・プードルは第9グループ(愛玩犬)に属します。
欧米で人気の理由は、飼い主に忠実でしつけの容易さと抜け毛の少なさからの手入れのしやすさやだと言われています。
もちろんコッカプーは、正式な犬種ではないので雑種になってしまいます。
しかし、両親が純粋犬種同士なので、ミックス犬やハーフ犬とも呼ばれています。
純血種同士を掛け合わせた犬のため、正式な呼び方は「F1雑種」や「クロスブリード」といわれています。
どちらの親に似るかというよりは、パーツによってどちらかの親に似る傾向が強いようです。
大きな目が特徴のコッカーとトイプーの組み合わせは、見た目も色もさまざまです。
コッカプーの大きさは、成犬になると30~40cm、5kg前後が多いようですが、こちらも親の大きさ次第です。
コッカプーを知るためのアメコカの見た目や性格
アメリカン・コッカー・スパニエルは、ディズニー映画「わんわん物語」にも登場する、垂れた大きな耳が特徴的な犬種です。
先祖犬は鳥猟犬であるイングリッシュコッカースパニエルで、コッカーが鳥のヤマシギを意味していて、イギリスからアメリカに渡って発展したアメリカで小柄に品種改良されました。
元々猟犬だけあって、飼い主に従順で好奇心旺盛、運動が大好きです。
性格も穏やかで頭も良いので、比較的飼いやすい部類の犬種です。
太りやすい体質なので日々の散歩が重要になります。
被毛は、ダブルコートで多く非常に厚いので、日々のブラッシングが必要です。
また、春と秋の換毛期の抜け毛のシーズンには、多くの毛が抜けますのでいつも以上の手入れが欠かせません。
まれですが遺伝性のスプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)になる割合が比較的多い犬種です。
(この病気はどの犬種でもあり得ます。)
普段穏やかな犬が突然狂ったように噛んだりする脳の病気で、しつけで解決することではありません。
目の病気にもなりやすいのでシニア期以降は、定期的な病院など日々のケアが必要です。
コッカプーを知るためのトイプードルの見た目や性格
トイプードルは、日本では、犬種ランキングで5年以上不動の1位を独占しています。
ジャパンケネルクラブ(JKC)では、血統書的にプードルには、4つに分類されています。
スタンダードプードル | 体高は約45〜60cm 体重は約20〜30kg |
ミディアムプードル | 体高は約30〜45cm 体重は約15〜20kg |
ミニチュアプードル | 体高は約20〜30cm 体重は約7〜10kg |
トイプードル | 体高は約20cm以下 体重は約3〜6kg |
トイプードルは一番小さいタイプのプードルです。
体高が24~28cmの範囲内が標準の大きさと規定されています。
公式には認められていませんが、日本では、少し小さいサイズのタイニープードルやティーカッププードルなども相変わらず人気があります。
人に対して懐きやすく運動も大好きで活発です。
性格が穏やかで飼いやすいところも人気のひとつだと思います。
飼い主や家族に対してとても従順で遊び好き、他人に対しても好奇心が旺盛で警戒心も薄いです。
愛玩犬のなかでも、特に頭が良い犬種とされています。
独自のカールがかかった被毛は、シングルコートで抜け毛も少ないです。
また体臭も少なく、病気にかかりにくいことも人気のひとつかもしれません。
海外では、クラシカルなコンチネンタルカットが支流ですが、日本ではほぼテディベアカットといわれる、鼻のまわりをまるくしたぬいぐるみのようなカットが支流です。
コッカプーがアメリカなど欧米で人気の理由
コッカプー(cockapoo)は、元々アメリカで生まれたミックス犬です。
ミックス犬に関しては、日本だけ特化して人気になっている種類も多いですが、このコッカプー(cockapoo)は、アメリカで人気になり徐々に日本でも人気になったパターンのミックス犬になります。
なぜ、アメリカで人気になったのか?
一言でいうと、見た目もかわいく飼いやすいからです。
片親のアメリカン・コッカー・スパニエルは、名前でお分かりのように、アメリカで生まれた血統種になります。
しかも、ディズニー映画「わんわん物語」に登場するレディのモデル犬として、アメリカ人は大抵の人が知っているおなじみの犬です。
コッカプーの誕生した理由や歴史
所説ありますが、一般的に広がっている話を総合すると、コッカプーはアメリカ合衆国で1960年代から1970年代にかけて初めて存在が確認されたとされています。
アニメのモデルにもなる馴染み深いアメリカン・コッカー・スパニエルは、忠実で愛情深い性格なので飼いやすい犬です。
そして、アメコカと同じぐらい人気があるプードルから偶然生まれたとされています。
偶然生まれたコッカプーが、見た目がチャーミングでとても可愛らしかったのでデザイン犬として人気になったようです。
その後、ヨーロッパや日本でも人気が高まりました。
アメリカや欧米には専門のサイトが多くある
コッカプーは、日本でも徐々に知名度が上がってきているミックス犬。
海外ではコッカプー(cockapoo)の専門サイトなども多く多くあり、日本以上に人気があるミックス犬なのです。
コッカプーの歴史、性格、飼い方などについて詳しく紹介されています。
安全そうなサイトを厳選して、少し紹介します。
個性豊かなコッカプー(cockapoo)も沢山紹介されているので見ているだけで癒されるはずです。
すべて英語のサイトですが、日本語翻訳するだけで問題なく閲覧できます。
SSL化されているサイトしか紹介していませんが、安全性は確認していません。
リンク先は自己責任でご覧ください。
コッカプーは犬種になる可能性のあるミックス犬?
今では、日本を含め多くの国で専用のブリーダーさんがいるほどの人気ミックス犬になっています。
コッカプーの主な特徴は、小型で愛らしい見た目、人懐っこい性格、抜け毛が少ない被毛です。
そのため、初心者でも飼いやすい犬種とし血統犬種並みに人気があります。
まだ、雑種扱いのミックス犬ですが、最近では多くの国で犬種として認めるようにケネルクラブに請願する準備を始めているようです。
近い将来、犬種と認められる日が来るかもしれませんね。
コッカプーの見た目の特徴や大きさは?
垂れた特徴ある耳と大きな目、絹糸状のウエーブがかかった毛質が特徴のコッカー・スパニエルと、元気いっぱいでさまざまなカットスタイルを楽しめるトイプー。
どちらの親に似るかというよりは、パーツによってどちらかの親に似る傾向が強いようです。
大きな目が特徴のアメコカとトイプーの組み合わせは、親次第で見た目も色も様々になります。
コッカプーの大きさは、成犬になると30~40cm、4kg前後から8kgと幅が広いですが、こちらもトイプーも含めて親の大きさ次第です。
コッカプーの性格やしつけやすさは?
両方の犬ともに、もの覚えが非常に良く、人懐っこく活発で陽気な性格です。
それを引き継いでいるので、頭が良く、人にも犬にも友好的な犬になる傾向が強い傾向があります。
まさに雑種強勢の良いとこどりの極みのように、アメコカとプードルは相性が良いようです。
コッカプーの毛質や色合い、抜け毛や体臭は?
アメリカン・コッカー・スパニエルの毛は、ダブルコートです。しかしトップコートが長く密集して生えているので抜け毛は非常に少ないですが、適度なブラッシングは必要な犬種です。
アメリカン・コッカー・スパニエル | ダブルコート |
トイ・プードル | シングルコート |
プードルのほうは、シングルコートですので、どちらに似てもそれほど抜け毛は多くありませんが、日本の気候では蒸れやすい体質なので皮膚の病気には注意が必要です。
その両方を受け継いでいるので、抜け毛は比較的少なく、ゆるいウエーブがかかった犬が多いようです。
犬の毛には、ダブルコート(二重毛)とシングルコート(単毛)があります。
元々野生のイヌ科の毛は、ダブルコートといって、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっていて、春と秋に抜け変わります。この抜け替わる時期を換毛期といいます。
換毛期にはアンダーコート(下毛)が多く抜けてしまいます。
秋に生える毛は、防寒の役割も果たしていますので、冬にも比較的強いです。一方、ングルコートの犬種は、室内での飼い勝手がよくなるように人間が作り出したものです。
一方のシシングルコートは、アンダーコート(下毛)が少なくないので、換毛期もなく抜け毛も少ないです。
抜け替わらずずっと伸び続ける犬種が多いです。
色合いは、アメリカン・コッカー・スパニエルとトイプードルの親次第で白系から黒系までさまざまなです。
どちらにしてもまめな手入れが必要になります。
体臭は、トイプーは気にする必要はありませんが、アメコカは比較的獣臭が強い場合もありますので個体差が大きいです。
コッカプーのかかりやすい病気や平均寿命は?
ミックス犬の場合は、両方の親犬のなりやすい病気を把握することが大事です。
但し、病気や寿命は個体差や育つ生活環境が大きいです。
普段からストレスフリーの生活をさせていると、当然ながら長生きします。
コッカプーの平均的な病気を知るには、親犬のアメリカン・コッカー・スパニエルとトイプードルがかかりやすい病気を知ることが近道です。
犬種のなりやすい病気は、いろいろなところに統計がありますし、【犬種名 なりやすい病気】などでネットで簡単に検索も可能です。
ここでは、アニコム損保さんの「家庭どうぶつ白書」を参考にしました。
※アニコムのペット保険を使った犬種の病名が掲載されています。
アメリカン・コッカー・スパニエルがかかりやすい代表的な病気
- 循環器系疾患
拡張型心筋症 - 感覚系疾患
チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)、白内障、緑内障 - 皮膚疾患
外耳炎
トイプードルがかかりやすい代表的な病気
- 造血器系疾患
免疫介在性溶血性貧血、血小板減少症 - 神経系疾患
椎間板ヘルニア、ナルコレプシー(居眠り病) - 感覚系疾患
流涙症(涙やけ)、白内障、水品体脱臼(水晶体に位置がずれる) - 運動器系疾患
大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)
アメリカン・コッカー・スパニエル、トイプードルともに比較的長生きする犬種ですが、先天性や後天性にかかりやすい病気もあります。
シーズーもトイプードルも14歳から15歳ほどの平均寿命です。
ミックス犬の寿命は親の平均寿命より5%ほど伸びるという研究結果があります。
但し、この平均寿命は、ただの机上の空論です。
もっと長生きする犬も沢山いるので全く気にする必要はありません。
どちらかの病気を引き継ぐこともあります
最低でも犬種によってなりやすい病気の特徴は覚えておきましょう。
コッカプー掲示板のFAQまとめ
コッカプー掲示板に実際に投稿された質問と回答をまとめました。
とてもためになる内容なので、購入を考えている人や、もっとコッカプーのことを知りたい人は参考にしてみてください。
コッカプーの子犬の相場価格や里親になる方法
アメコカもトイプードルもメジャーな犬同士の組み合わせですから、コッカプーはペットショップやペットを扱うホームセンターでも比較的よく見かけます。
ペットショップなどでの価格相場は、15万円から30万円ほどです。
もちろん、固体によってはそれ以上の価格になっている犬も存在します。
見た目の色合いが珍しく、成犬の予想体重が少ないほうが人気がある傾向があります。
また、直接ブリーダーからの購入も可能ですが、出品数も少ないので常にブリーダー直販サイトなどでのチェックが必要です。
コッカプーは里親として探せる?
ペットショップやブリーダー直販サイトなどでをコッカプーを探している方は、里親を検討してみてはいかがでしょうか?
里親でもいろいろな形で募集しています。
例えば、家庭の事情で飼えなくなっただけでなく、アメコカとトイプードルなと多頭飼いしていて偶然生まれるとかのパターンで里親を募集していたり様々です。
タイミング次第ですが、里親募集サイトや掲示板などで、たまたま生まれたコッカプーの子供の里親を募集している場合もあるのです。
コッカプーの画像や動画
コッカプーの画像や動画を主に飼い主さんのSNSを中心に集めました。
成長過程によっても、どちらに似るかでも見た目や顔つきが随分と違ってきます。
様々目や表情のコッカプーは見ていても飽きません。
気に入った画像や動画はクリックしてみてはいかがでしょうか?
飼い主さんのSNSを覗いてみると、より沢山の画像や動画が見られるはずです。
家族が増えました🐶
— JUMBO MAATCH (@papamanchi) February 5, 2023
コッカプーのTONY君です🔥
以後お見知り置きを😊 pic.twitter.com/BfmIZEFr1T
ちょっとずつ周りの道を覚えていってるところ。飼い主方向音痴につき、ぼちぼちとね(笑)。#犬のいる幸せ #コッカプー#マロン pic.twitter.com/6ByY0YN0MK
— k (@k_hnhmlove) August 18, 2023
夫とお散歩行って帰ってきたらハァハァ言ってるので可愛いぁ〜と動画撮影してたら、子供たちのケンカの声が聞こえてきて思わず舌をしまい忘れるwww#コッカプー#犬好きさんと繋がりたい#舌をしまい忘れ犬 pic.twitter.com/dv00onsCDX
— わふワッフル (@Waffle_Cokkapoo) August 17, 2023
コッカプーは、さすが人気のミックス犬だけあって「コッカプー祭り」という大規模なオフ会が日本でも開催されていて、その投稿も多いですね。
さいごに
コッカプーの紹介は以上になります。
インスタなどを拝見すると、どの犬も、パッと見た印象はキャラが濃いです。
もちろん良い意味でですが(笑)
見た目は、アメコカ寄りやトイプー寄りなどさまざまですが、どちらも均等に受け継いでいる印象です。
全体的には体の毛が軽くプードル特有のカールがかかっている犬が多く、耳やマズルや目は、コーカーを受け継いでいて印象的な犬が比較的多く、独自の雰囲気をかもしだしています。
毛色はさまざまですが、見た目もかわいくて、犬や人にフレンドリーで、しつけもしやすく、抜け毛も無駄吠えも少ないということで、欧米で人気があるのがわかる気がします。
そのため、初心者でも飼いやすい犬種として知られています。
コッカプーよりも珍しいミックス犬に興味ある方は、こちらの記事をご覧ください。
ミックス犬に関しては、いろいろな意見があると思います。
当ブログは、ミックス犬の繁殖や購入を推奨するものではありません。
飼い主さんによる暮らしぶりや成犬になるまでの成長過程など、血統犬種とはまた違った、珍しい姿や可愛らしさを紹介するものです。
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