
愛玩犬としての歴史が長い、マルチーズとシーズーから生まれたミックス犬。
マルシーズーという愛称が一般的です。
当ブログのミックス犬ランキングでも、マルシーズーは12位にランクされています。
そんな人気なミックス犬であるマルシーズー。
容姿や大きさ、性格やしつけやすさ、平均寿命や購入相場などをまとめました。
また、後半には、マルシーズーの飼い主さんによる、インスタ映えする画像や動画も紹介しています。
マルシーズーとはマルチーズとシーズーのミックス犬
マルシーズーとは、その名のとおり『マルチーズ』と『シー・ズー』の親から生まれた子供です。
両方の犬ともに、第9グループの愛玩犬に属します。
もちろんマルシーズーは、正式な犬種ではないので雑種になってしまいます。
しかし、両親が純粋犬種同士なので、ミックス犬(mix犬)の他には、ハーフ犬とも呼ばれています。
純血種同士を掛け合わせた犬のため、遺伝や生物学的には「F1雑種」や「クロスブリード」「雑種第一代」ともいわれています。
マルシーズーの見た目や大きさ
可愛らしい容姿で真っ白な毛が特徴のマルチーズと優雅な雰囲気を醸し出すシーズー。
短頭種のシーズーの顔の雰囲気を引き継ぐ場合が多いようですが、パーツ毎に半々になることも。
体型はやせ形のマルチーズとコロッとしたシーズーのどちらに似るかによって違いますが、シーズー寄りの子が多い傾向です。
体重は、成犬になると3キロ弱のマルチーズと5キロ前後のシーズーの子供ですので、親の大きさにもよりますがマルシーズーは3~4.5キロほどの体重で25センチ強ほどの大きさが大まかな標準のようです。
マルシーズーの性格やしつけやすさ
両方の犬ともに、わりとおとなしく穏やかな性格です。
古くから愛されてる愛玩犬同士ですのでどちらの親を受け継いだとしても、マイペースな性格でしつけも容易です。
両犬ともに頑固な一面もあります。
マルシーズーの毛質や色合い、抜け毛の有無
マルチーズもシーズーもお互い、柔らかいシルクのような美しい毛質です。
マルチーズは、シングルコートですが、シーズーはロングのダブルコートです。
しかし、アンダーコート(下毛)が柔らかく密集して生えているので、 マルシーズーの抜け毛はどちらに似ても比較的少ないです。
換毛期も合わせて毎日のブラッシングは必要な犬種です。
色合いは、真っ白なマルチーズに対して、シーズーは、ホワイトからブラックまでの単色から、さまざまな柄までありとあらゆる毛色が公認されています。
マルシーズーの色合いは、シーズー次第といえそうです。
犬の毛には、ダブルコート(二重毛)とシングルコート(単毛)があります。
元々野生のイヌ科の毛は、ダブルコートといって、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっていて、春と秋に抜け変わります。この抜け替わる時期を換毛期といいます。
換毛期にはアンダーコート(下毛)が多く抜けてしまいます。
秋に生える毛は、防寒の役割も果たしていますので、冬にも比較的強いです。
一方、ングルコートの犬種は、室内での飼い勝手がよくなるように人間が作り出したものです。
シシングルコートは、アンダーコート(下毛)が少なくないので、換毛期もなく抜け毛も少ないです。
抜け替わらずずっと伸び続ける犬種が多いです。
マルシーズーのかかりやすい病気や平均的な寿命

マルチーズとシーズーのともに比較的長生きする犬種ですが、先天性や後天性にかかりやすい病気もあります。
また、先天性疾患などでどちらかの病気を引き継ぐこともありますし、犬種によって偏った病気のもあるので、マルチーズとシーズーの病気の特徴を覚えておきましょう。
マルチーズがかかりやすい病気
- 循環器系疾患
僧帽弁閉鎖不全症(心臓疾患) - 造血器系疾患
免疫介在性溶血性貧血、血小板減少症 - 感覚系疾患
流涙症(涙やけ) - 内分泌系疾患
甲状腺腫瘍
シーズーがかかりやすい病気
- 造血器系疾患
免疫介在性溶血性貧血、血小板減少症 - 呼吸器系疾患
軟口蓋過長症、短頭種気道閉塞症候群 - 泌尿器系疾患
腎異形成(腎臓が小さいまま発育しない)、家族性腎疾患(家系による)、シュウ酸カルシウム結石 - 感覚系疾患
流涙症(涙やけ)、色素性角膜炎、緑内障 - 皮膚疾患
表皮膿腫
お互いに、垂れ耳で外耳炎にかかりやすいので梅雨時期などは注意が必要です。
シーズーは、短頭種なので高温多湿の暑さに弱く、日本の気候では蒸れやすい体質なので皮膚病にかかりやすいです。
お互いに平均寿命は、15歳前後といわれています。
ミックス犬も親の寿命を引き継ぐ傾向がありますので、大病もなく順調ならば同じように15歳以上は生きることができます。
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マルシーズーの購入方法や相場価格、ブリーダーや里親は?
マルシーズーは、ペットショップやペットを扱うホームセンターなどでも見かけます。
最近は、『ブリーダー直販サイト』でも、ミックス犬が多く取り扱われるようになりマルシーズーも度々見かけます。
小さいマルチーズ似が人気のようですが、販売価格は、15万円~30万円と相場もバラツキがあります。
また、タイミング次第ですが、血統犬種を多頭飼いしていて偶然生まれる場合などがあり、ジモティーや里親募集サイトなどで里親を募集していることもあります。
マルシーズーのインスタ映えする画像
うちのわんぱく坊主マルシーズー
before after pic.twitter.com/n8YqtDPynw— かぷぷ (@cappupu) July 2, 2019
今日はずーっと一日中お留守番犬でした。大変よく頑張りました🌸#マルシーズー #ミックス犬 #犬 #お留守番 #目がうるうる #ペット pic.twitter.com/s4GipGPeHV
— らら (@pxq_1020) April 24, 2018
落ち込みすぎて辛いので、くるみのお腹の匂いを肺いっぱいに吸って癒されたい pic.twitter.com/18mlx4yGis
— くるみ@マルシーズー女子 (@kuruminn819) July 19, 2019
今日のお散歩は二見ヶ浦 夫婦岩を背景に🐶💕
#糸島 #夫婦岩 #マルシーズー #海近いもんね pic.twitter.com/MqHbWzqCrK— ゆり♡はるか日和 (@maasa_haru) April 12, 2019
マルシーズーのインスタ映えする動画
なんか可愛かったから動画撮った笑#マルシーズー pic.twitter.com/ngHSgToR7B
— mика (@mikanjuicee) April 2, 2017
さいごに一言
マルチーズもシーズーも昔から日本では息が長い人気犬種同士です。
ミックス犬ですが日本人は見慣れた犬種といえますし、愛玩犬としての歴史も長いのでしつけも手がかからないと評判です。
また、飼い主さんのインスタ画像や動画を見ると、マズルは鼻ペチャ犬種であるシーズー寄りになる傾向が強いに思います。
ミックス犬の特徴でもありますが、すべての犬が個性豊かでかわいいです。
当ブログは、ミックス犬の繁殖や購入を推奨するものではありません。
飼い主さんによる暮らしぶりや成犬になるまでの成長過程など、血統犬種とはまた違った、珍しい姿や可愛らしさを紹介するものです。